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PHEVのトラックが登場、最新の安全システムも多数人とくるまのテクノロジー展 2010(4/4 ページ)

『人とくるまのテクノロジー展 2010』が、2010年5月19日から21日までパシフィコ横浜で開催された。2009年と同様に、電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車などの電動自動車とその関連技術に関する展示が多く見られた。その一方で、2010年に入ってから発売された新たな安全システムに関する展示も存在感を示していた。

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安全システムを支える新技術

 ドライバーや歩行者の安全を守る安全システムについても、いくつかの新技術の展示が見られた。


写真15富士重工業の「レガシィ」
写真15 富士重工業の「レガシィ」 「EyeSight(ver.2)」を搭載する初めてのモデルである。
写真16富士通セミコンダクターの「全周囲立体モニターシステム」
写真16 富士通セミコンダクターの「全周囲立体モニターシステム」 富士通テンが開発したディーラオプション製品「マルチアングルビジョン」に採用された。
写真17HDRカメラのデモ
写真17 HDRカメラのデモ HDRセンサーと専用のDSPから構成されている。2010年6月にサンプル出荷が開始される予定である。
写真18「CANapeAMM」のデモ
写真18 「CANapeAMM」のデモ CANapeAMMは、試作車の評価時に広く用いられている「CANape」にオプションを追加した製品である。
写真19古野電気の「FUSION」
写真19 古野電気の「FUSION」 古野電気によれば、「ジャイロセンサーを搭載したものと比べると精度は少し劣るが、その分コストや実装面積の点でメリットがある」という。
写真20「PDIC」のデモ
写真20 「PDIC」のデモ 並列分散処理に対応したC言語プログラムとマルチコアプロセッサによる処理を組み合わせることで、シミュレーション時間を大幅に短縮できる。

 富士重工業は、2010年5月に発売した「レガシィ」の改良モデルを展示した(写真15)。このレガシィは、ステレオカメラを用いた走行支援システムの新バージョン「EyeSight(ver.2)」を搭載している。EyeSight(ver.2)では、画像認識を行うソフトウエアと、画像認識の結果と連携してブレーキ動作を行う横滑り防止装置に改良が加えられた。その結果、プリクラッシュブレーキによって、自動で衝突を回避できるようになるなど、機能が向上した。

 富士通セミコンダクターは、「全周囲立体モニターシステム」を公開した(写真16)。同システムは、車両の前方と後方、左右のサイドミラーの下部に設置した4台のカメラを用いて、車両と車両の周辺の風景を含めた立体的な映像をリアルタイムで表示することができる。同社は、4台のカメラを用いて合成映像を生成する画像処理ICの開発を担当した。

 セイコーエプソンは、HDR(High Dynamic Range)カメラを用いたデモンストレーションを行った(写真17)。このHDRカメラは、短露光画像、中露光画像、長露光画像という露光時間の異なる3つの画像を合成してHDR画像を生成することで、120dBのダイナミックレンジを実現している。これにより、明暗の差が大きい環境下でも確実に撮影することが可能になる。

 ベクター・ジャパンは、クルーズコントロール機能の開発に対応した測定ツール「CANape AMM」を展示した(写真18)。すでに、日立オートモーティブシステムなどで採用されている。

 最後に、そのほかの注目展示を紹介する。

 古野電気は、自律航法GPS(全地球測位システム)受信機「FUSION」を展示した(写真19)。車輪速データを使って左右の車輪の回転差からヨーレートを検出することで、ジャイロなどのセンサーなしに自律航法を実現した。

 トヨタテクニカルディベロップメントは、米The MathWorks社のモデルベース開発環境「MATLAB/Simulink」向けのオプション製品「PDIC」を公開した(写真20)。Simulinkモデルから、並列分散処理に対応したC言語プログラムを生成できるようにする製品だ。

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