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現場の知識共有をもっと快適に――トヨタケーラムトヨタケーラムの新製品 指南車 Ver.2.2

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 トヨタケーラムは2009年4月2日、ナレッジ・マネジメントシステムの「指南車 Ver.2.2」を発表した。出荷開始は4月17日の予定だ。

 「指南車」は、ものづくり現場の技術者の持つ知識、設計や製作時のルールなどをデータベース化して、さらにそれをフローチャート化し作業指導などに活用するシステム。Microsoft Word、Excelの文書や、3次元CADの操作との連携も可能だ。同社の「Caelum XXen(ケーラム ゼン)」「Caelum III(ケーラム スリー)」、ダッソー・システムズの「CATIA V5」に対応する。設備のメンテナンス現場などオフライン環境でも使用できる。

 Ver.2.2では、知識資料の作成の際の利便性を高める機能の追加や、システム起動やインターフェイスの改善を図ったという。今回は新たに35種類のライブラリ(知識資料の作成補助機能)を追加した。

 従来のバージョンからフローチャートの中の作業の詳細を説明するダイアログに、コマ送りできる画像を添付する機能があったが、表示する順番をExcelを介して指示する必要があった。今回からは、コマ送り画像作成専用の画面ができ、画像のプレビューを確認しながら表示する順番を決められるようになった。

 またPC起動時のバックグラウンドでの自動ログイン、Webブラウザ上での起動などにも対応した。

 ほか、ユーザーが実行中である情報の取得、Excel 2007への対応など。

 価格は、指南車サーバが200万円から、指南車クライアントが100万円から、ランタイムが5万円から。システムの最小構成では300万円からとのことだ。

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