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独自の物理モデルコンポーネントが作成可能にSimulink拡張ツール「Simscape 3.0」の新機能

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 2008年12月3日、サイバネットシステムとThe MathWorks社はMATLAB EXPO 2008を開催。同イベント会場内において、The MathWorks社 Fellow ジム・タン(Jim Tung)氏が、2008年10月にリリースされたMATLABプロダクトファミリの最新バージョンR2008bに含まれる「Simscape 3.0」について説明を行った。

 Simscapeとは、機構、油圧、電気などの複合領域物理システムのモデリングやシミュレーション機能をSimulinkに追加する拡張ツールのこと。

 メカニカルシステム、ドライブラインシステム、油圧システム、電力システム、電子・電気機械システムのモデリングおよびシミュレーションに特化したアドオン製品群「SimMechanics」「SimDriveline」「SimHydraulics」「SimPowerSystems」「SimElectronics(注)」と連携することで、例えば、機構+油圧+電気などの複合領域物理システムでのモデリングおよびシミュレーションが可能となったり、さらにSimulinkで作成した通信・制御などのモデルとこれらを連携させることで、メカトロニクスシステム全体のシミュレーションも可能になるという。

注:2008年10月にリリースされたMATLABプロダクトファミリの最新バージョンR2008bで新たに追加された。




The MathWorks社 Fellow ジム・タン(Jim Tung)氏

 「従来のSimulinkによる物理システムのモデリングは、ユーザー自身がシステム全体の挙動を把握し、手作業でそれらを数式(方程式)で表し、Simulinkに取り込んでいた。しかし、Simscape(+アドオン製品)を使えば、物理システムのモデルリングで必要となる基礎的なモデル構築用のブロックや数式があらかじめ用意されているため、効率的にモデリングが行えるようになる」とタン氏。

 また、Simscape 3.0では新たにMATLAB言語をベースとした「Simscape言語」が追加された(画像1)。これにより、ユーザーは新規の物理ドメインの追加や独自の物理モデルコンポーネント、ライブラリの作成が可能になるという。「Simscapeの言語仕様をユーザーにを開放した。MATLAB言語を知っていれば比較的簡単に新しいコンポーネントを作成できる。また、作成したコンポーネントを別のエンジニアに配ることも可能だ」(タン氏)。


画像1 Simscape言語のイメージ

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