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バリやカエリも考慮して安全な部品を作る:演習系山田式 機械製図のウソ・ホント(5)(2/2 ページ)
板金部品を設計する際は、適切なダレ方向を明確に指示しよう。何気ない表記が部品の安全性を左右するのだ。
次回までの宿題 ― 【問題5】
今回は「幾何公差の使い方についてのウソ・ホント」です。以下の図面は、金属部品を切削で加工する部品です。幾何公差記入上でどこが誤っているのか指摘してください。ただし、表面性状記号は省略しています。
※本部品は製図の解説用に作ったものであり、実際に機能する部品ではありません。
豆知識:幾何公差
寸法公差とは、大きさの最大値と最小値の差のことをいいます。基準寸法を中心としてプラス側とマイナス側に公差を付けた両側公差と、基準寸法から片側(プラス側あるいはマイナス側だけ)に公差を付けた片側公差があります。幾何公差とは、設計者が意図する形状や位置、姿勢、振れなどの誤差をいいます。幾何公差には、寸法公差のようにプラスマイナスという概念はなく、公差値の範囲内を許容するという意味です。
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次回は、問題5の解答を通して、幾何公差記入において勘違いしやすいポイントを解説していきます。(次回に続く)
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