連載
断面は、忠実に投影しない方が正しい場合もあるの?:演習系山田式 機械製図のウソ・ホント(3)(2/2 ページ)
CADでは自動で断面図を作ってくれるが、甘えてはだめだ。無駄なく正確な図面が描けているか、常に確認を怠らないようにしよう。
次回までの宿題 ― 【問題3】
【問題2】の結果はいかがでしたか? 【問題3】からは、寸法記入に関する問題となります。あなたの寸法記入、自信ありますか? 今回の宿題は、“寸法記入についてのウソ・ホント”です。
鋳物部品を切削加工します。そこで、以下のような図面で寸法指示を行いました。さあ、寸法記入上でどこが誤っているのか指摘してください!
※本部品は製図の解説用に作ったものであり、実際に機能する部品ではありません。
編集部より(2008/10/30記):本図版内の右側面図の一部に誤りがあり、差し替えを行いました。読者の皆さまには謹んでお詫び申し上げます。
豆知識:寸法線の豆知識
対象物に寸法を記入する場合、細い実線で描いた寸法補助線を用いて寸法線と対象物を結びます。一般的に寸法補助線は投影図の線と接して引き出しますが、JISによるとわずかに離してもよいと記載されています。どちらを使うかは趣味の問題かもしれませんね。一般的にCADの設定で上記を変更できます。
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次回は、【問題3】の解答解説と、寸法記入について考えてもらいます。(次回に続く)
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