ダッソーとIBM、PLM販売で新たなモデルに移行:新たなビジネス・マネジメント・モデルが2008年からスタート
今回の新モデルは、ダッソー・システムズのPLM製品販売について、従来のパートナーを介した間接的な販売方法から、より同社の責任範囲を拡大してコンサルティングや教育といったパートナー支援プログラムを導入するというもの。
ダッソー・システムズと日本IBMは2007年12月5日、共同で開催した記者発表会で両社が合意した新たなビジネス・モデルに2008年1月1日から移行すると発表した。この販売チャネル再編は2007年1月に発表され世界規模で進められており、日本では2008年からの実施が決まった。両社は25年にわたってダッソー・システムズのPLM製品を共同で販売している。
今回の新モデルは、ダッソー・システムズのPLM製品販売について、従来のパートナーを介した間接的な販売方法から、より同社の責任範囲を拡大してコンサルティングや教育といったパートナー支援プログラムを導入するというもの。
同社 社長兼最高経営責任者 ベルナール・シャーレス(Bernard Charlès)氏によれば、この新しい販売チャネル戦略は「すでに導入した各国では大きな成果を上げている」とし、日本での販売拡大にも自信を見せた。
日本IBMは同社のPLM事業で、従来通りダッソー・ブランドのPLM製品を販売していく。また今回から新たに「ENOVIA MatrixOne」と「DELMIA」の販売も開始する。両社の顧客領域をどこで線引きするかは、案件ベースで柔軟に判断していくという。ITシステムのハードウェア/ソフトウェアを一括提供できる強みを生かし、比較的大規模なシステムを望む顧客は日本IBM、中小規模で小回りの利くサポートを求める顧客はダッソー・システムズ+販売パートナーが引き受けるといった切り分けとなりそうだ。
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