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次世代ロボット大集合――愛知万博NEDOパビリオン愛・地球博 出展概要(1/2 ページ)

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、来年3月開幕の愛知万博の出展概要を説明。実証研究プロジェクトで登場する「次世代ロボット」を紹介した。

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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は11月4日、来年3月25日から愛知県瀬戸市で開催される日本国際博覧会「愛・地球博」の出展概要と進捗状況の説明を行った。

 NEDOが出展する「NEDOパビリオン(英名愛称「NEDO Technorium」)のテーマは「とびだす日本のテクノロジー」。次世代の日本を担う子供たちへの日本の科学・技術の認知、日本の大人への日本産業の素晴らしさやNEDOの取り組みの紹介、世界の来場者へ環境問題に対するNEDOおよび日本の取り組みの認知などを目的とした各種展示を行う。

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NEDOが出展する「NEDOパビリオン」(イメージ図)

 独立パビリオン以外に、NEDOが展開する5つの実証研究プロジェクト(新エネルギープラント、次世代ロボット、障害者等のITバリアフリー、光触媒利用の住宅部材、省エネ廃水処理プラント)が万博会場内で展開される。その中でも注目は、「次世代ロボット」のプロジェクトだ。

 2010年に大きな市場が期待される「掃除ロボット」「接客ロボット」「警備ロボット」「チャイルドケアロボット」「インテリジェント車いすロボット」の5分野のロボットを、来年3月25日の万博開幕日から約6カ月間にわたって会場内で実証実験を行う。

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愛知万博会場内での次世代ロボット運用図

 掃除ロボットとしては、障害物検知・回避機能や周辺情報認識機能を備えた屋外用自律走行型掃除ロボット「スイッピー」(松下電工)と、複数台のロボットの協調制御が可能な屋外清掃ロボット「スバル ロボハイターRS1」(富士重工業)、ゴミ箱の認識・回収技術を備えた屋外ゴミ箱搬送ロボット「スバル ロボハイターT1」が登場。

 

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屋外用自律走行型掃除ロボット「スイッピー」
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屋外清掃ロボット「スバル ロボハイターRS1」
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屋外ゴミ箱搬送ロボット「スバル ロボハイターT1」

 接客ロボットに任命されたのは「wakamaru」(三菱重工業)と「アクトロイド」(アド・バンテスト・メディア、ココロ)だ。

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実用接客ロボットシステム「wakamaru」

 wakamaruは「高度コミュニケーション機能を有する実用接客ロボットシステム」をテーマに、4カ国語(日本語、英語、北京語、韓国語)の言語認識や移動・障害物回避機能などを披露する。また、アクトロイドも4カ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)を操って受付業務を行うが、いかにもロボット風なwakamaruに対してアクトロイドが目指したのは「いかに人間に似せるか」。顔の表情や腕のしぐさなどで自然な応対を行うという。

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表情を交えて会話する接客ロボット「アクトロイド」

 会場内の警備を任されたのは、「ALSOKガードロボ(仮称)」(綜合警備保障)と、「ムジロー」(テムザック)だ。屋外対応警備案内ロボットおよび遠隔監視制御システムとして、自立走行・障害物回避機能やテレイグジスタンス(遠隔監視)、火災検知機能などを紹介する。

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「ALSOKガードロボ」は胸部に案内用タッチパネルを装備。スタイルや機能はガードロボ「C4」がベースになっているようだ
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「ムジロー」は不審物を検知すると本体に収納されたアームが出てきて不審物を回収し、待機場所まで運搬する

 次世代の日本を担う子供たちに科学の楽しさを理解してもらうことを大きなテーマとしている今回の愛知万博では、子供の世話をするチャイルドケアロボット「PaPeRo(仮称)」(NEC)も登場する。顔認識技術/ハンズフリー音声認識技術/携帯電話を利用した連絡機能などを使って、子供たちの顔を見分けて話し掛けたり一緒に歌ったりしながら、子供の様子を撮影して保護者の携帯電話などに配布するといった育児サポートのデモンストレーションも行われる予定。

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チャイルドケアロボット「PaPeRo」
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