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富士通、サービスロボットを開発サービスロボット

富士通研究所と富士通フロンテックが、オフィスや商業施設などで作業支援ができるサービスロボットを開発。2005年6月に販売予定。

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 富士通研究所と富士通フロンテックは9月13日、オフィスや商業施設などで作業支援ができるサービスロボットを開発したと発表した。富士通フロンテックが2005年6月に販売する予定。「量産時の販売価格は200万円を目標としている」(富士通フロンテック)

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富士通研究所が開発したサービスロボット

 富士通研究所は2001年9月に2足歩行ロボット「HOAP-1」を、2003年3月にはHOAP-1の動作表現力を高めた「HOAP-2」をそれぞれ開発し、富士通オートメーションを通じて販売するなどロボットの実用化を推進。2002年10月には携帯電話で操作できるホームロボット「MARON-1」を開発し、2003年3月からPFUを通じて販売するなど家庭向けロボットへの展開も進めている。

 今回開発したロボットは、人と共存して作業を行うことを目的に開発されたもので、上下左右に動かすことのできる頭部、4自由度の腕部、左右独立に回転可能な車輪、全体を制御するCPU/DSP、専用ハードウェアなどによる3次元視覚処理システムで構成。受付案内、郵便物等の搬送、情報の提示、巡回、見回り、清掃(ユニット追加で対応)などの作業が行える。

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エレベーターに乗ることもできる

 指定した目標の場所まで地図に従って自律移動し、障害物を避けながら安全に移動可能。また、モノを認識してつかんだり手渡したりもできるほか、呼びかけに応じて顔を向けて声の指示に従って作業が行える。

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台車を認識して移動させることも可能

 ユーザーの要求に応じた情報検索・提示などが可能なほか、自ら充電器まで移動して自動で充電を行うこともできる。

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自ら充電器まで移動して自動で充電を行う

 「ロボット研究者向けのHOAP-1/2や一般ユーザー向けMARON-1などロボット開発を推進してきた。特に人間型ロボットを販売しているのは富士通だけ。政府も本格的にロボット開発を推進している。開発のポイントは“共通プラットフォーム化”。仕事ごとにロボットを作ると開発が大変。共通のプラットフォームを用意して、オプションを追加することでさまざまな作業に対応させることを目指した」(富士通研究所取締役の内山隆氏)

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富士通研究所取締役の内山隆氏


 詳細記事は追って掲載予定。


 主な仕様は以下の通り。

サービスロボット
サイズ 644(幅)×566(奥行き)×1300(高さ)ミリ
重さ 63キロ
稼動部自由度 頭部:2、腕部:4、手部:1、移動部:2
移動速度 時速3キロメートル
センサー CMOSカメラ×8、超音波センサー×2、近距離センサー×2
インタフェース タッチパネル付き10.5型TFT液晶モニタ×1、マイク×3、スピーカー×1
通信機能 無線LAN(802.11b)
OS CPU側:Windows XP embeded、DSP側:DSP/BIOS
電源 ニッケル水素充電池(無接点送電で24時間連続運用可能)

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