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ソニー、トヨタ、日立も重視、OSS管理の国際標準に対応せよOSS管理

自動車業界をはじめ、製造業の製品に用いられる組み込みソフトウェアでも採用が拡大しているオープンソースソフトウェア(OSS)。このOSSを最適に管理する仕組みの構築などを支援する「オープンソース管理ソリューション」を提供する日立ソリューションズは、国際標準になったOSS管理仕様であるOpenChainの国内唯一の公式パートナーでもある。

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 Linuxに代表されるオープンソースソフトウェア(OSS)は、サーバやクラウドなどの大規模なITシステムで広く用いられているイメージが強い。しかし近年では、製造業が設計開発する製品に組み込むソフトウェアでもOSSの採用が拡大している。その背景には、製品の高機能化に加えて、IoT(モノのインターネット)の浸透によるネットワーク接続への対応などによって組み込みソフトウェアの規模が急激に増大していることが挙げられる。あらかじめ開発されているOSSは再利用性が高く、需要が高まるのも納得がいく。例えば、自動運転や電動化などによって「100年に1度」といわれる進展を遂げようとしている自動車業界はOSS利用への感度を高く働かせている産業の一つだ。

日立グループのノウハウを基にOSS管理プロセスの構築を支援

日立ソリューションズの渡邊歩氏
日立ソリューションズ ITプラットフォーム事業部 デジタルシフト開発支援本部 グループマネージャの渡邊歩氏

 ITシステムであれ組み込みシステムであれ、もはや欠かすことのできない存在になっているOSSだが、ライセンス管理やコンプライアンスへの遵守、どうしても発生する脆弱性を突いたサイバー攻撃などのリスクも存在する。OSSを活用するためには、これらのリスクに的確に対処できるようなOSS管理のための体制構築やツールの導入が必要になる。

 このOSSについて、組織的かつ安全・安心に活用するための仕組みを構築し、管理コストの削減および業務効率の向上を支援する「オープンソース管理ソリューション」を提供しているのが日立ソリューションズだ。OSS管理プロセス構築支援をはじめとするコンサルティングと先進的なOSS管理ツールから成るソリューションで、2010年から提供している。同社 ITプラットフォーム事業部 デジタルシフト開発支援本部 グループマネージャの渡邊歩氏は「日立グループのOSS管理ガイドラインやプロセスをベースに、お客さまごとの仕様や要望に合わせてテーラリングするOSS管理プロセス構築支援は高い評価をいただいています。また、当社自身もソフトウェア開発において昔からOSSを活用しており、自分たちが実際に経験し問題を解決してきたことで培った多くのノウハウを、このソリューションに活かしています」と語る。

OSS管理プロセスの構成
OSS管理プロセスの構成(クリックで拡大)

 また、OSS管理ツールについても「Black Duck」「WhiteSource」「FOSSA」「Insignary Clarity」の4製品を手掛けている。販売代理店が同じドメインの製品=競合し得る製品を複数扱うことはあまりないが「お客さまに最適なソリューションを提供するための品ぞろえです。それぞれのツールを実際に使用し、効果や特徴をしっかりと理解した上で、課題解決に最適なツールを選定してご提案しています」(渡邊氏)という。

国際標準になったOpenChainの国内唯一の公式パートナー

 日立ソリューションズは、OSS管理の観点からソフトウェア業界の注目を集めている「OpenChain」にも積極的に取り組んでいる。OpenChainは、The Linux Foundation傘下のプロジェクトで、組織がOSSのコンプライアンスを遵守し、ソフトウェア開発を適切に行うための要件であるOpenChain仕様を定義している。このOpenChain仕様は、国際標準のISO/IEC 5230:2020として登録され、日本国内でも企業の調達要件や納入条件になることが見込まれている。

 2017年末に、ソニー、トヨタ自動車、日立製作所の3社がOpenChainのJapan WG(Workgroup)を立ち上げた当初から渡邊氏も参加し、その発展に大きく貢献した。その結果として、日立ソリューションズは2020年12月に国内初となるOpenChainの公式パートナーに認定され、OpenChain仕様への適合を支援するサービスをスタートさせている。また、トヨタ自動車、日立製作所と共同開発したOSSライセンス解釈支援ツール「OSS License Simple Viewer」も同サービスに活用していく予定だ。

OpenChain適合認証取得支援サービスの詳細
OpenChain適合認証取得支援サービスの詳細(クリックで拡大)

 OpenChainのJapan WGには、先述した3社の他にも、国内の大手製造業が多数参加している。今後は製造業のソフトウェアのサプライチェーンにおいても、国際標準であるOpenChain仕様に準拠した、安全・安心なOSSの管理が広く求められるのは確実だろう。そのためにも、国内唯一のOpenChainの公式パートナーである、日立ソリューションズのオープンソース管理ソリューションを検討してみてはいかがだろうか。

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提供:株式会社日立ソリューションズ
アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2021年9月30日

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