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企業ネットワークや工場のIoT活用、そのLAN配線で大丈夫?お役立ちツールをプレゼント

IoT活用を目指してエッジコンピューティングなどの導入が始まりつつある中、オフィスや工場などのLAN環境は複雑さが増すとともにより高い性能も求められている。そのLAN環境がIoTに対応できるかを容易に確認できるケーブルテスターを展開するフルーク・ネットワークスが、期間限定でプレゼントキャンペーンを実施中だ。

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 IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などの進化する技術により産業全体で大きな変革が起こっている。これらの技術の背景には、クラウドコンピューティングの普及がある。潤沢なクラウドのリソースを活用するために、多くのアプリケーションがネットワークを介した提供形態に移行するケースが多数みられる。

 IoTやM2M(Machine to Machine)領域で用いられる末端デバイスは低消費電力が求められることが多く、このためプロセッサの処理能力もあまり高いとはいえない。このため、クラウドに処理が集中しがちになる。そこで課題になってきたのが、末端デバイスからクラウドにデータを送るバイパスとなるネットワーク帯域の増大である。

 この課題の対応策として注目されているのが「エッジコンピューティング」だ。ネットワークの周縁部(エッジ)の近くにデータを蓄積/処理するためのサーバを分散配置するもので、アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化に役立つことから普及が進みつつある。エッジコンピューティングにより、さまざまな場所に今まで以上に数多くのサーバが配置されるようになり、物理層ネットワークの構築、移設、増設、変更が増え、今後、保守管理やトラブルシューティング(障害診断)の機会がますます増えることが予測されている。

 製造業でも、オフィスのみならず、工場など生産現場のスマート化への取り組みが進んでおり、エッジコンピューティングの導入が始まりつつある。それに伴い、工場内でのネットワークの重要性が高まってきた。今や工場などの産業用ネットワークは、オフィス内のLANやライフラインのインフラ管理ネットワーク、一般住宅/マンション内のLAN配線とともに、ネットワーク管理者やその敷設に携わるエンジニアにとってトラブルシューティングの機会の拡大が予想される分野になっている。

世界2万社以上に採用されているネットワークテスターの実力

 フルーク・ネットワークスは米国の精密電子計測器メーカー「フルーク・コーポレーション」のネットワーク部門が2000年に分社化して設立したネットワーク関連ツールのメーカーだ。現在日本を含む世界50カ国以上で事業を展開しており、既に世界2万社以上の企業ネットワーク、システムインテグレーターなどのネットワーク設計、構築の専門企業などで採用されている。

 同社の製品には配線システムやケーブルが業界標準で定める配線性能に適合していることを証明する認証試験に対応した認証用ツールに加えて、LANの敷設やネットワークで発生したトラブルシューティングの際に問題の1次的な切り分けを行う現場作業者用の検証/検査用ツールなどがある。

フルーク・ネットワークスのLANケーブルテスターの種類
フルーク・ネットワークスのLANケーブルテスターの種類

 これらのうち検証/検査用ツールは「認証用までは必要ないが、日々のネットワークの運用/管理で問題が発生した時に、最初に駆け付け、物理層に問題が起因しているのかどうかを素早く見極める必要があるフィールドエンジニア向けのテスター」(フルーク・ネットワークス テクニカル・マーケティング・アドバイザーの天本英樹氏)である。主なユーザーは、大手から中小のLAN配線敷設工事業者、企業のネットワーク管理部門、工場内ネットワークの構築/運用に当たっている開発や製造保守、生産系のエンジニア、IoTシステム関連のネットワーク開発エンジニアなど。新規にネットワークのケーブル配線は行わないが、既に運用中のネットワークのトラブルシューティングを行う必要があるネットワークエンジニアのニーズに対応する。

 日々のネットワーク管理の中で、問題が生じたときにいつでも手元にあり、素早く配線に関する問題を診断でき、価格的にも手頃なツールが必要となってくる。最近は配線がつながっているかどうかだけを見る極めて安価なテスターが多く販売されているが、「実際に配線上の問題を試験する場合には、単純に導通だけを見るテスターでは不十分だ。多くのユーザーがさらに詳細な試験を行う必要性を認識している」(天本氏)という。

 その中で、オープンやショート以外の不良である、「対分割配線の検知」や「PoE電圧の供給ピンの識別」、「ケーブルの接続先が、ネットワーク機器につながっているのか、あるいは電話回線につながっているのか、あるいはオープンなのかを知りたい」、「既存の配線システムが今後アップグレードされる配線スピードに対応できるか」、「LANの帯域をギガビットイーサネットなど現在よりも高速にする場合、現状の配線でも対応できるか」などの懸念にも答えることのできるミッドレンジまたは普及価格帯の多機能テスターが特に求められている。

4秒以内で配線状態を自動検証する「CableIQ」

「CableIQ」
「CableIQ」は帯域幅評価の実施や、帯域幅に影響を与える欠陥の識別が可能で、現場作業者の幅広いニーズに応える

 一般的に、フィールドエンジニアが現場で使用するのは“検査用”テスターだ。しかし、フルーク・ネットワークスは、現場のさまざまな要望を満足する“検証用”のテスターを提供している。この検証用テスター「CableIQ」は、検査用テスターの全ての機能を持つだけでなく、さらに強力なネットワークの帯域幅評価の実施や、帯域幅に影響を与える欠陥の識別が可能で、現場作業者の幅広いニーズに応えてくれる。配線の接続性問題および帯域の検証を行えるテスターであり、CableIQを使用することで現場作業者は、敷設済みのメタル配線システムが10M/100Mbps、VoIPあるいはギガビットイーサネットをサポートするのか素早く確認/検証ができる。

 さらに、ケーブル配線で発生するノイズである漏話信号(NEXT)と反射信号(リターンロス)の時間領域での解析を行うことでランダムに発生するノイズの影響を評価し、要求される実際のアプリケーション伝送帯域をサポートできるかどうかを検証する。このため敷設済みの配線システムの伝送速度を、さらにアップグレードできるかどうかの見極めが可能だ。

 CableIQの使い勝手の良さを感じさせてくれるのが「オートテスト機能」だ。イーサネット、電話線、CATVサービスの配線の状態を4秒以内に自動で検証する。つまり、工場やIoT関連のLAN配線はもちろんのこと、住宅やマンションのLANケーブル、TV同軸ケーブル、電話線やセキュリティ配線のチェックを同1台で検証してくれるというわけだ。

 この他、ワイヤマップ障害、分岐点、ポートの識別ができ、ケーブルの対向側がどうなっているか素早く知ることも可能だ(ハブ/スイッチ接続、電話接続、何もつながっていないのかなど)。さらに、これらの試験結果を本体に保存できるので、試験結果作成用ソフトウェアを使ってのレポート作成にも対応する。

 CableIQの価格(以降、全て税別)は22万円。リモートアダプター、デジタルプローブ「IntelliTone 200プローブ」、リモートオフィスID、キャリングケースなどを同梱した「CableIQアドバンスITキット」も33万円で用意している。

ワイヤマップの結果を大画面にグラフィカルに表示する「MicroScanner2」

 フルーク・ネットワークスは、普及価格帯の検査用テスターについても、現場のニーズを反映した製品として「MicroScanner2」や「IntelliTone Proトーナー&プローブ」などをラインアップしている。

「MicroScanner2」
ワイヤマップの結果を大画面にグラフィカルに表示してくれる「MicroScanner2」

 MicroScanner2は画期的なユーザーインタフェースを使用した、音声/データ/ビデオ・ケーブルとサービスのタイプまで検査可能なハンディー型LANケーブルテスター(チェッカー)だ。従来のケーブル検査テスターを使用して、これら全ての検査結果を確認するには、少なくとも異なる4種類の測定モードの切り替えが必要だった。これは作業者にとって時間を浪費するストレスのかかるプロセスであるだけでなく、操作ミスによるエラーも誘発しやすかった。

 これに対してMicroScanner2は、主要な検査結果(ワイヤマップ、ペア長さ、障害までの距離、ケーブルID、遠端のデバイスなど)を1画面に全て表示することで、こうした状況を解消した。またワイヤマップの結果は、大型のバックライト付LCD画面にグラフィカルに表示してくれるので、従来の検査用テスターにはない快適で間違いのない操作性を体感できる。さらに、手荒に扱われる現場作業にあっても壊れにくいよう、堅牢さに配慮した優れたデザインも高く評価されている。

 テスト機能としては、ツイストペアケーブルと同軸ケーブルの測定が可能で、高機能なワイヤマップの測定(断線、誤配線、対反転、対交差、対分割、シールド導通)に対応する。ケーブル長の測定および、8つのケーブルID番号表示や、デジタル/アナログトーン信号の送出が可能で、イーサネット、PoE検出機能も搭載している。

 簡易的なテスターでは得られない、分かりやすい画面表示によってストレスのない検査を実現する。MicroScanner2の価格は6万3000円。なお、MicroScanner2にも拡張キット(プロフェッショナルキット)があり、こちらの価格は10万5000円だ。

ケーブルの配線先を識別できない場合には「IntelliTone Proトーナー&プローブ」

「IntelliTone Proトーナー&プローブ」
ケーブルの配線先の識別ができない、配線の行方を追う場合などに便利な「IntelliTone Proトーナー&プローブ」

 ケーブルの配線先を識別できない、配線の行方を追うときなどに便利なのがトーナーとプローブを組み合わせた簡易ツールの「IntelliTone Proトーナー&プローブ」だ。

 トーナーとプローブは、ケーブルの片端から電気信号を送出し、ケーブルの途中、あるいは遠端側で漏れてくる電磁信号を受信器で拾いスピーカーで音を発生させ、信号がどのケーブル、あるいはどのペアに伝送されているのかを識別するテスターだ。作業中のケーブルの接続先あるいはケーブルが何本も錯綜して配線あるいは引回しされているような場合に、任意のケーブルの場所や接続ポートの位置あるいはペアを識別するのに優れた威力を発揮する。また、壁裏配線やドロップ配線等の識別/検知にも使用することもできる。

 IntelliTone Proトーナー&プローブは、ツイストペアケーブル(UTP、Cat 5e、Cat 6)、同軸ケーブル(RG6、RG59、CATV/CCTV)、裸線(スピーカーのケーブル、セキュリティネットワークケーブルなど)、Cat 3 電話線ケーブルを検出して特定し、検証することができる。トーナーでは音声およびデータサービスを検証することも可能だ。

 IntelliTone Proトーナー&プローブの価格は3万2800円となっている。

購入者にはお役立ちツールをプレゼント

 フルーク・ネットワークスは期間限定で、これらの検証用、検査用テスターの購入者に対する「お役立ちツール・プレゼント・キャンペーン」を実施している(2017年12月15日まで)。CableIQとMicroScanner2のキット製品は、ケーブルを簡単にカットできる「D-Snips」、ケーブルの芯線を傷つけることなく被覆を剥がせる「Cable Stripper」、多くのプラグに対応したモジュラー圧着工具「Modular Crimper」の3つを、CableIQとMicroScanner2の単体製品にはModular Crimperを、IntelliTone Proトーナー&プローブの場合にはD-Snipsを贈呈するという内容だ。この機会に、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。

 また、本記事で紹介したLANケーブルテスターの基礎を詳しく解説したホワイトペーパー「ケーブル試験のトラブルシューティングとツール・ガイド」を、次の関連リンク記載のリンク先からダウンロードできる。こちらもぜひ参考にしてほしい。

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提供:株式会社TFF
アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2017年11月9日

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