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製品の“使い勝手”と“付加価値”を高めるリネオの組み込みLinuxソリューションより広く・より多く!! 製品にLinuxが搭載されることを目指し

Linuxを製品に搭載するために求められるテクノロジーを追求し続ける組み込みLinuxの専門技術集団、リネオソリューションズ。豊富な製品開発の実績とノウハウを基に、製品の使い勝手や付加価値を高める組み込みLinux開発向けのプロダクト/サービスを数多く手掛け、開発者を支援する。

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リネオの“組み込みLinux専門技術集団”たるゆえん

 現在、組み込み機器のプラットフォームとして当たり前のようにLinuxを採用するケースが増えている。ご存じの通り、当初Linuxはサーバ機器での利用が中心だったが、オープンソースで開発がしやすく、豊富な機能を備えることから組み込み機器での利用にも注目が集まり、いまでは組み込みの世界でも“普遍的なプラットフォーム”として広く利用されている。

 さまざまな組み込み機器向けの商用ディストリビューションや開発環境、ミドルウェアなどが世に登場し、高信頼性に加え、高機能化・多機能化、製品の早期市場投入が求められる現在の組み込み機器開発者にとって、Linuxは非常に扱いやすいものとなったが、その半面、製品の差別化・付加価値の作り込み、性能向上・最適化といった部分に関しては、高い専門性と技術力が求められる。

リネオソリューションズ ソリューション統括部 統括部長 小林明氏
リネオソリューションズ ソリューション統括部
統括部長 小林明氏

 「商用のソフトウェア/ミドルウェアを購入し、それらを組み合わせて製品を短期間で開発するケースもあるが、つなぎ込みや最後の作り込みの部分ではLinuxの深い専門知識が必要となる」。こう語るのはリネオソリューションズ(以下、リネオ) ソリューション統括部 統括部長 小林明氏だ。

 リネオは、Linuxに関する高い技術力をコアに、Linuxをより広く・より多く製品に搭載するための開発環境や、製品の使い勝手と付加価値を高める各種ソフトウェア/ツール、そして、実装を手助けするプロフェッショナルサービスを提供し、組み込みLinux開発を全方位的にカバーする組み込みLinuxの専門技術集団として知られる。リネオが自負する“組み込みLinuxの専門技術集団”たるゆえんは、Linuxに関する高い専門性・技術力はもちろんのこと、多くの顧客とともに製品開発を手掛けてきたその経験・ノウハウ、そして“顧客自身の声”をリネオが提供するプロダクト/サービスに反映し、Linuxを製品に搭載する上で必要となる・求められるテクノロジーを追い続ける姿勢に裏打ちされている。

 「リネオは、Linuxを組み込み機器に採用する機運が高まり始めた当初より、Linux専業でこれまで多くの製品開発に携わり、ディストリビューションだけでなく、Linuxを搭載した組み込み機器を実現するための“キー”となるソリューションを提供し続けてきた」(小林氏)。

Linuxに関するコア技術と多くの開発実績から生まれた先進のプロダクト

 組み込み機器にLinuxを採用するケースが皆無に等しかった2001年当時、小林氏が携わったシャープのLinux搭載PDA「Zaurus SLシリーズ(通称:“りなざう”)」の開発では、OS(リネオの組み込みLinux「Lineo uLinux」)のポーティングだけでなく、システムリソースの問題やSDカードインタフェースの搭載、USBでPC(母艦)とデバイスを接続するといった当時の新しい利用方法など、限られた開発期間の中、非常に多くの機能要求にチャレンジしなければならなかったという。そんな当時を笑顔で振り返りながら小林氏は「“りなざう”に代表されるさまざまな製品開発の経験・ノウハウが、いまのリネオが手掛けるプロダクトやサービスの血となり肉となり、Linuxを主軸としたわれわれの活動の中に生きており、それらがいま、さまざまな形で広がりをみせている」と語る。

エコ・節電の観点からも注目の組み込みLinux“超”高速起動技術「Warp!!」

 その好例といえるのが、リネオが業界に先駆け、Linux標準のハイバネーション技術を応用・拡張し、独自開発した組み込みLinux“超”高速起動技術「Warp!!」だ。「Warp!!」は、当時“りなざう”に搭載したサスペンド/レジューム機能のコンセプトをさらに発展させたもので、OS起動直後のメモリやレジスタ内容のスナップショットイメージを、不揮発性フラッシュメモリなどに保存し、電源ON時にそれらを瞬時に書き戻すことで高速起動を実現する技術だ。文字通り、SF映画に出てくる宇宙船が時空を超えて空間を“ワープ”するかのような高速起動を組み込み機器にもたらす。

組み込みLinux高速起動ソリューション「Warp!!」の高速化のカギ
組み込みLinux高速起動ソリューション「Warp!!」の高速化のカギ
・保存するスナップショットイメージのサイズ縮小
・二次記憶装置のスループットの確保
・圧縮データの高速解凍

 現在、第3世代目となる「Warp!!」では、スナップショットイメージの圧縮解凍時間がさらに高速化され、起動時間を何と“通常の約10分の1”に短縮し、“1秒台”での高速起動を実現する。機器の未使用時には、従来のように待機電力を消費することなく完全に電源をOFFにできるため、“エコ”の観点、そして節電意識の高まる昨今の時流からも非常に注目すべき技術といえる。「携帯端末や車載機器、デジタル家電はもちろんのこと、待機電力の大きい業務用・オフィス用機器での活用が見込める。国内外問わず引き合いが非常に増えてきている」と、小林氏は「Warp!!」の可能性とその発展性の高さに自信をうかがわせる。また、「Warp!!」は、ARM、SuperH、Power Architecture、MIPSといった組み込み機器に広く使われているCPUの対応はもちろんのこと、インテル Atomプロセッサもサポートする。機能面の追求だけでなく、幅広いCPUアーキテクチャの“正式サポート”は、Linuxに関する高い技術力をコアに、顧客とともに数多くの機器開発を手掛けてきたリネオの実績の表れの1つといえるだろう。


Linux搭載機器の使い勝手と付加価値を高めるプロダクト

 リネオは「Warp!!」の他にも、ANSI/ISO規格 SQL準拠でメンテナンスフリーが特長のスウェーデンのMimer Information Technology AB社が提供する組み込みデータベース「Mimer SQL Embedded」や、ネットワークに接続されたLinuxシステムの遠隔更新を可能にする「SmartU2」など、リネオのLinuxコア技術の周辺を取り囲む形で、ユーザーに使い勝手と付加価値の向上をもたらすミドルウェア/ソリューションを豊富に取りそろえる。

 さらに、“開発のスタートアップを早める”ための取り組みとして、組み込みLinux開発環境「Lineo uLinux ELITE」や米TimeSys社の「LinuxLink」、米CodeSourcery社の「Sourcery G++」といった使い勝手の良い開発ツールチェーンや、Linuxシステムの実行状況をビジュアルに表示し、マルチコアにも対応する「Vzet」といったシステムの問題箇所を的確に・瞬時に発見するための解析ツールなども手掛けている。

 「われわれはこれからも技術力でLinux搭載製品の開発を手助けし、さらに開発者の役に立つプロダクト/サービスを開発・提供し続けていく。そして、お客さまとともに多くのLinux搭載製品を世に送り出していきたい」と小林氏は力強く語る。



 組み込みLinuxの専門集団として知られるリネオだが、Linuxカーネルの高い専門性・技術力だけではなく、多くの開発経験・ノウハウや顧客からの声が、屋台骨となり、実に多くのプロダクトを提供し続けている。組み込みLinuxを採用した製品開発を上から下までトータルにサポートできる高い技術力と、製品の使い勝手や付加価値を高めるプロダクト/サービスを兼ね備えたベンダーはリネオの他にないだろう。

 なお、リネオは2011年6月16〜17日の2日間、インテックス大阪で開催される「Embedded Technology West 2011/組込み総合技術展 関西(以下、ET West2011)」に初出展する(ブース番号:[A-18] 出展概要)。本稿で紹介したリネオの先進のプロダクト/サービスを実際に見聞きできるチャンスだ。ET West2011に来場予定の方は、ぜひリネオのブースに足を運んでいただきたい。

出展情報:Embedded Technology West 2011/組込み総合技術展 関西

日時:2011年6月16〜17日
ブース番号:[A-18]
ET West2011公式Webサイト:http://www.jasa.or.jp/etwest/2011/index.html


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提供:リネオソリューションズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2011年6月29日

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