スマートテクノロジーEXPO

メッセージ

「スマートグリッド」や「M2M(Machine to Machine)」の登場、電気自動車の普及、スマートフォンやタブレットPCの進化など――エンジニアリング・テクノロジーを軸に、機器開発の姿が大きく変化しようとしています。電力送配電と情報通信技術、センシングとネットワーク、自動車とネットワークといったように、これまで単独に扱われていたテクノロジーが有機的に融合し、新たな「スマートテクノロジー」として変容しつつあるのです。
「スマートテクノロジー EXPO」では、スマートテクノロジーの最前線にいる業界有識者やエンジニア、企業を招き、注目の講演や最新資料を提供します。
すべてのハードウェア/ソフトウェアのエンジニアがいま知っておくべき、押さえておくべきキーテクノロジーと、そしてテクノロジーの次の一歩を見通し、新たな機器開発を支援するアイデア・ヒントを提示します。

スマートテクノロジー EXPO キーノート

『〜東大グリーンICTプロジェクトで具現化した新規格〜
スマートグリッド向け通信プロトコル「IEEE1888」が目指す未来 』

エネルギー資源問題や地球温暖化問題などを背景に、大型施設のみならず、中小施設や家庭においても、省エネが推進されつつある。この時代の大きな変化の中で、次世代のエネルギー管理システムを構築する上で、インターネットを中心としたICT(Internet Communication Technology)技術が担う役割は大きい。ただ、実用化に向けた課題は多い。例えば、異なる企業間での相互接続性や、従来よりも広い単位でエネルギーを管理するためのデータ流通の利便性が確保されていないことだ。 スマートグリッドやスマートシティを対象にした「IEEE1888」は、これまでの課題を解決することを目的に策定された新たな通信プロトコル規格だ。従来の設備管理の枠を超え、エネルギー管理を中心に添えた運用に視点を広げ、グリーンICT技術の社会インフラ化を目指して設計・開発された。 「IEEE1888」の策定を主導した江崎浩氏が、規格の概要や魅力、IEEE1888を実際に採用した実証実験である「東大グリーンICTプロジェクト」の成果、今後の展望を紹介する。

講演者:江崎 浩 氏
所属:東京大学大学院 情報理工学系研究科 教授 東大グリーンICTプロジェクト代表

プロフィール 1987年 九州大学 工学部電子工学科 修士課程了。同年4月に東芝に入社。総合研究所にてATMネットワーク制御技術の研究に従事。1990年より2年間、米国ニュージャージ州ベルコア社に勤務。1994年より2年間、米国ニューヨーク市コロンビア大学 CTR(Centre for Telecommunications Research)にて客員研究員として、高速インターネットアーキテクチャの研究に従事。1994年のラベルスイッチ技術のもととなるセルスイッチルータ技術をIETFに提案し、その後、セルスイッチルータの研究・開発・マーケティングに従事した。IETFのMPLS分科会やIPv6分科会では、積極的に標準化活動に貢献している。 1998年10月より東京大学大型計算機センターの助教授、2001年4月より東京大学 情報理工学系研究科の助教授。2005年4月より現職(東京大学 情報理工学系研究科 教授)。WIDEプロジェクト代表。MPLS-JAPAN代表、IPv6普及・高度化推進協議会専務理事、JPNIC副理事長、ISOC(Internet Society)名誉理事(Emeritus Board of Trustee)。日本データセンター協会 理事/運営委員会委員長。工学博士(東京大学)。



『〜世界に先駆けた大規模実証〜
「横浜スマートシティプロジェクト」の取り組み』

「370万人規模の先進都市横浜を舞台に、世界一のスマートシティ・モデルを先行確立し、海外都市に向けて横浜型ソリューションを輸出していく」――。この目的のために横浜市が立ち上げた実証プロジェクト、それが「横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)」だ。経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に平成22年4月に採択され、さまざまな業種の企業を巻き込んだ実証実験が進められている。 「Scalable(規模)」、「Speed(スピード)」、「Sophisticated(先進性)」、「Satisfaction(ユーザー満足)」という4つの要素を取り込んだ横浜スマートシティプロジェクトの姿とは? 全体像やこれまでの成果、未来に向けた今後の展開を紹介する。

講演者:名倉 直 氏
所属:横浜市 温暖化対策統括本部 プロジェクト推進課長

プロフィール 昭和60年に横浜市役所に入庁。平成13年より経済局誘致促進課担当係長、平成16年より経済局経済政策課担当係長、平成22年よりAPEC創造都市事業本部担当課長を務める。平成23年1月より現職。民間企業と共同に立ち上げた実証プロジェクト「横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)」の総合調整を担当している。


特別講演

『電化に向かって動く自動車の開発』

自動車業界に大きな「電化」の波が押し寄せた2011年。これからの自動車開発でエレクトロニクスが中心的役割を担っていくのは間違いない。そしてEVやPHEVなど次世代自動車の分野では、パワーエレクトロニクスをはじめとする旧来の自動車産業にはない新しい技術が成長すると予想される。現在、日本はこの分野でリーダー的存在だが、今後もその地位を維持・発展させることができるのだろうか。現在カーメーカーと共同で、車載情報系分野で先端EV開発に携わっている日立オートモティブシステムズ・篠崎雅継氏を迎え、自動車ジャーナリストで工学系女子の川端由美さんを聞き手に、現在の自動車を取り巻く環境、最新技術動向、次世代自動車による産業構造の変化、車の利便性の向上や今後の課題など幅広い観点から、最新の自動車開発を分かりやすく紹介する。

講演者:篠崎 雅継 氏
所属:日立オートモティブシステムズ株式会社 理事 CIS事業部長/クラリオン株式会社 非常勤取締役

プロフィール 1971年に日立製作所入社。インターネットプラットフォーム事業部オープンサーバ本部長、ユビキタスプラットフォームグループCOO兼インターネットプラットフォーム事業部長などを歴任し、2003年、同社理事に就任。ユビキタスプラットフォームグループCOO、オートモティブシステムグループCOO、同CIS事業部長などを経て、2009年に日立製作所から分社独立した日立オートモティブシステムズ株式会社にて現職。


講演者:川端 由美 氏
自動車評論家、環境ジャーナリスト

プロフィール 大学院で工学を修めた後、エンジニアとして就職。その後、自動車雑誌の編集部員を経て、現在はフリーランスの自動車ジャーナリストに。自動車の環境問題と新技術を中心に、技術者、女性、ジャーナリストとしてハイブリッドな目線を生かしたリポートを展開。カー・オブ・ザ・イヤー選考委員の他、国土交通省の独立行政法人評価委員会委員や環境省の有識者委員も務める。


開催概要

タイトル スマートテクノロジー EXPO 2012
主催 ITmedia EXPO 実行委員会
会期 2012/2/14〜2012/3/6
企画 @IT MONOist、EE Times Japan、EDN Japan
協力 ITmediaエグゼクティブ
後援 経済産業省
連携協力 次世代ものづくり基盤技術産業展-TECH Biz EXPO 2012-
メディアスポンサー 東洋経済オンライン、キャデナス・ウェブ・ツー・キャド株式会社、産業Navi、週刊BCN、COMPUTERWORLD
同時開催EXPO モノづくりIT EXPO
次世代エンベデッドEXPO

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日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
今や必要不可欠となったエネルギーの見える化と制御。日本ナショナルインスツルメンツのブースでは、スマートグリッドの最新動向とナショナルインスツルメンツが提供するスマートグリッド向けソリューションをご覧いただけます。ナショナルインスツルメンツのLabVIEWとモジュール式計測ハードウェアを使い、グラフィカルな開発環境でエネルギーの見える化と制御をどのように行うのか必見です。ぜひご来場ください。


株式会社イプロス
イプロスは、製造業の技術全般に関する情報を集めた国内最大の技術データベースサイトです。収録されている情報は20万点にのぼり、月間150万人の方に情報収集や製品選定の際に利用いただいています。
イプロスのブースでは、イプロス製造業サイトに掲載しているセンサーや電力関係の製品から蓄電技術要素などスマート関連技術の製品のカタログや事例集の中から人気のある製品を中心に紹介いたしております。
今回紹介されているカタログ以外にもイプロス製造業サイト(www.ipros.jp)では多数の製品を紹介しておりますので、ぜひアクセスしてください。

イプロスブース内スポンサー

株式会社TOSMO
(株)TOSMOは、無電極ランプ「エネブライト」で節電に貢献します。



日東工業株式会社
日東工業は高圧受電設備・分電盤等の電路資材、情報通信関連資材など幅広い分野の製品を提供いたします。



レニショー株式会社
レニショーは世界的ネットワークを持つ計測技術のリーディングカンパニーです。



株式会社テックサイエンス
金属・半導体・有機薄膜の特性分析、高性能の3D微細形状測定装置、など表面評価装置を販売。



株式会社ナックイメージテクノロジー
「映像技術の新しい可能性を求めて」。



株式会社日本ピスコ
PISCOは、クリーンエネルギーと共に歩み続け、ハイクオリティな製品で最先端ニーズにお応えします。



株式会社シーイーエム
『最適な生産プロセス・物流システム構築を目指して!!』をキャチフレーズにコンサルティングおよびエンジニアリングを行っております。



株式会社日立ハイテクトレーディング
最先端と最先端をつなぐ専門商社。それが、日立ハイテクトレーディングです。



日本ビーコ株式会社
Innovation. Performance. Brilliant.



シンワ測定株式会社
面状ヒーターのことなら、お任せ下さい。



株式会社三井化学分析センター
高度な分析技術を通してお客様が真に求める高品質のサービスを提供し、以って広く社会に貢献する。



コスモ・テック株式会社
弊社在庫品は即納可能 弊社では真空ポンプを始めとした真空用途で使用する電流導入端子、真空用配管部品の取り扱っております。



プライミクス株式会社
プライミクス(PRIMIX)は半世紀に渡り、流体の攪拌処理技術の専門家として、常に各業界の技術革新を追究しています。



株式会社東洋精機製作所
材料試験機・物性試験機の総合メーカー。



サイエンス&テクノロジー株式会社
研究者・技術者のためのセミナー・書籍。



シスメックスRA株式会社
シスメックスRAはお客様の「こんなことができたらいいな」という要望=“夢”を実現させる会社です。



日本マグネティックス株式会社
ミリからナノへ、未来を拓くマグネティックスの世界。



西部技研
目指すはグリーン・イノベーションのフロントランナー。 常に時代が求める会社でありたい



DKSHジャパン
DKSHジャパンは、テクノロジー事業部、科学機器部ではお客様のご要望に合わせ、海外の優れた分析・測定機器をご紹介します。



ウシオ電機
ウシオ電機は、光の実験ユニット ?オプティカル・モデュレックス?ご希望の『光』をお創りします。


提供:アイティメディア株式会社
アイティメディア株式会社/制作:アイティメディア株式会社/掲載内容有効期限:2012年3月6日

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開催イメージ

エントランス
エントランスはイベントに入場すると最初に表示されるスペースです。各メニューから各会場へ移動できます。


講演会場
講演会場ではEXPO限定のキーノート、特別講演、スポンサーセッションを視聴できます。


展示会場
展示会場では出展スポンサーごとに講演動画や各種資料を閲覧できます。