国内市場が縮小する一方で、新興市場が圧倒的速度で成長を続けています。日本の企業がさらなる成長を求めるには、新興国企業に負けない強さで、海外市場での成功を目指していかなくてはなりません。サプライチェーンや生産のオペレーションも、研究開発やマーケティングも、いままでの方法論を正しく健全に否定し、イノベーションを起こしていかなくてはなりません。
一方で、全世界的なソーシャルコミュニケーションの普及は、市場そのものの性質を大きく変えています。VOC(Voice Of Customer)がモノづくりに与える影響は大きく、また、コンシューマだった人々が個々の意思でほしいものを作るようになってきています。既存企業はこうした市場の動向をどうビジネスにつなげていくべきでしょうか。
「モノづくりIT EXPO」では、ITだからこそ可能になる「強い仕組み」作りや、新しい市場との関わり方のヒントを紹介していきます。
欧米企業が中国などの新興市場で高い収益を上げる一方で、日系メーカーの一部ではグローバル市場戦略につまづき、苦戦を強いられている。両者の違いはどこにあるか?登壇者の1人である日野三十四氏は「100年に一度の“設計大革命”」に対応できるか否かに企業力の差を見出す。日野氏によると“設計大革命”は設計そのものだけでなく、製造プロセスや企業の在り方そのものにもドラスティックな変化をもたらすものだという。講演では、製造業界での取材経験の厚いジャーナリスト井上久男氏が、日野氏の考える“設計大革命”の本質と日本の製造業再興のためのヒントを聞く。
講演者:日野 三十四 氏
所属:モノづくり経営研究所 イマジン 所長
プロフィール 1968年東北大学工学部卒後、マツダに入社し、ロータリーエンジンの実験研究などに従事。88年技術管理部門に異動し、技術標準化や製品開発プロセスシステム化などを推進した。2000年マツダを退社し、経営コンサルタントとして独立。2004年―08年まで広島大学大大学院教授(製品開発論)。 2005年にフォルクスワーゲンから『日本の自動車メーカーの製品開発能力の研究』を受託研究。2008年モノづくり経営研究所イマジン開設。2011年から「日本モジュラーデザイン研究会」会長。著書に『トヨタ経営システムの研究』(ダイヤモンド社、2002年)、『実践 モジュラーデザイン』(日経BP社、2009年)など。
講演者:井上 久男 氏
プロフィール フリージャーナリスト。1964年生まれ。九州大卒。元朝日新聞経済部記者。2004年から独立してフリーになり、自動車産業など製造業を中心に取材。最近は農業改革や大学改革などについてもマネジメントの視点で取材している。文藝春秋や東洋経済新報社、講談社などの各種媒体で執筆。著書には『トヨタ愚直なる人づくり』、『トヨタ・ショック』(共編著)、『農協との30年戦争』(編集取材執筆協力)がある。
アートとモノづくりの間を自在に行き来する明和電機 社長 土佐信道氏が自ら語る“明和電機のモノの作り方”。あのガジェットが量産化される裏側で繰り広げられた試行錯誤の軌跡を、熱く・ゆるく解説する。“マイクロモノづくり”指向の皆さんのヒントになるアイデアや共感できる苦労話などの秘話満載のスペシャルコンテンツ。
講演者:土佐 信道 氏
所属:明和電機 代表取締役社長
プロフィール 1967 年4月14日 兵庫県生まれ。1993年にアートユニット「明和電機」を結成。魚をモチーフにしたナンセンスマシン「魚器」シリーズ、オリジナル楽器「ツクバ」シリーズ、電子楽器オモチャ「オタマトーン」などを制作。オタマトーンは日本おもちゃ大賞2010「ハイ・ターゲット・トイ部門」で「大賞」を受賞。2011年度は「明和電機ライブツアー2011 ボイスメカ二クス」を開催。芸術作品から量産品、パフォーマンスまで多岐にわたる活動を行う。海外公演や展示会への出展も多数。
聞き手:神田 沙織 氏
所属:ケイズデザインラボ
プロフィール 1985年生まれ。アナログとデジタルの融合で世界を変えるケイズデザインラボ プロジェクトマネージャー。オンライン3DプリントサービスINTER-CULTUREを経て現職。3Dスキャナ、触感デバイスFreeForm、3Dプリンタなど3Dエンジニアリングツールのコーディネートを手掛ける。「カワイイものも、かっこいい技術でつくられていること」を世の中に知らせるべく、「ものづくり系女子」「CAD48」リーダーとして活動中。夢は工場を建てること。
@IT MONOistで「ものづくり系女子が解説! 3Dとアートの進化」を連載中。
個人Webサイトはhttp://saorikanda.com/。
聞き手:松尾 公也
プロフィール アイティメディア社員にして電子楽器ガジェット演奏家。DTM、ボーカロイド関連にも詳しい。キュレーションメディア“ONETOPI”で「AR(拡張現実)」「ロボット」「Siri」「iPhone」「iTunes」「Mac」「GarageBand」などのテーマでキュレーションを担当。
ソリッドワークス・ジャパン株式会社
多くのお客様のご支援により、SolidWorksは世界80カ国、150万人の設計者様にご利用いただいております。
ではなぜSolidWorksなのか・・?
今回は製品デモ・国内事例・実績・価格を含めSolidWorks技術者が全てを公開!チャプターごとに、ものづくりの現場で本当に必要とされているツールのポイントを分かりやすく解説いたします。
メーカーの押し付けでない、設計者様からの生の声こそ進化の資産です。
なぜSolidWorksなのか・・是非最後までご覧ください。
ファロージャパン株式会社
●CHAPTER 1 ものづくりにおける測定の変遷/●CHAPTER 2 携帯型3次元測定器とは/●CHAPTER 3 測定事例 / 対象物:小型・中型/●CHAPTER 4 測定事例 / 対象物:大型・広範囲/●CHAPTER 5 導入前に検討したいこと
自動車業界に大きな「電化」の波が押し寄せた2011年。これからの自動車開発でエレクトロニクスが中心的役割を担っていくのは間違いない。そしてEVやPHEVなど次世代自動車の分野では、パワーエレクトロニクスをはじめとする旧来の自動車産業にはない新しい技術が成長すると予想される。現在、日本はこの分野でリーダー的存在だが、今後もその地位を維持・発展させることができるのだろうか。現在カーメーカーと共同で、車載情報系分野で先端EV開発に携わっている日立オートモティブシステムズ・篠崎雅継氏を迎え、自動車ジャーナリストで工学系女子の川端由美さんを聞き手に、現在の自動車を取り巻く環境、最新技術動向、次世代自動車による産業構造の変化、車の利便性の向上や今後の課題など幅広い観点から、最新の自動車開発を分かりやすく紹介する。
講演者:篠崎 雅継 氏
所属:日立オートモティブシステムズ株式会社 理事 CIS事業部長/クラリオン株式会社 非常勤取締役
プロフィール 1971年に日立製作所入社。インターネットプラットフォーム事業部オープンサーバ本部長、ユビキタスプラットフォームグループCOO兼インターネットプラットフォーム事業部長などを歴任し、2003年、同社理事に就任。ユビキタスプラットフォームグループCOO、オートモティブシステムグループCOO、同CIS事業部長などを経て、2009年に日立製作所から分社独立した日立オートモティブシステムズ株式会社にて現職。
講演者:川端 由美 氏
自動車評論家、環境ジャーナリスト
プロフィール 大学院で工学を修めた後、エンジニアとして就職。その後、自動車雑誌の編集部員を経て、現在はフリーランスの自動車ジャーナリストに。自動車の環境問題と新技術を中心に、技術者、女性、ジャーナリストとしてハイブリッドな目線を生かしたリポートを展開。カー・オブ・ザ・イヤー選考委員の他、国土交通省の独立行政法人評価委員会委員や環境省の有識者委員も務める。
タイトル | モノづくりIT EXPO 2012 |
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主催 | ITmedia EXPO 実行委員会 |
会期 | 2012/2/14〜2012/3/6 |
企画 | @IT MONOist、EE Times Japan、EDN Japan |
協力 | ITmediaエグゼクティブ | 後援 | 経済産業省 |
連携協力 | 次世代ものづくり基盤技術産業展-TECH Biz EXPO 2012- |
メディアスポンサー | 東洋経済オンライン、キャデナス・ウェブ・ツー・キャド株式会社、産業Navi、週刊BCN、COMPUTERWORLD |
同時開催EXPO | スマートテクノロジー EXPO 次世代エンベデッドEXPO |
ソリッドワークス・ジャパン株式会社
世界80カ国、165万以上の設計者様にご利用頂いている3次元CADツール「SolidWorks」。『設計』にのみ集中頂ける環境を追求し、比類ない使いやすさをご提供する3次元の世界を、動画やホワイトペーパーでご紹介します。通常3カ月から6カ月かけてご紹介するコンテンツを一挙にご覧いただけるチャンスです!
3次元化をご検討の方、3次元化プロジェクト推進中の方、3次元ツールを活用しビジネスの拡充を目指される方。3次元化を決定される経営層の方。必ずやお客様の課題に対する最適解を見つけていただけることと思います。是非SolidWorksブースまでお越し下さい。お待ちしております。
ファロージャパン株式会社
小型・軽量で持ち運び自由なFAROの3次元測定器シリーズは、製造現場での高精度測定や120mの広範囲測定、リバースエンジニアリング、CADデータとの比較など、あらゆる測定ニーズに応える最良のソリューションです。現場へ直接測定器を持ち運び、検査や分析が可能に。検査室での検査が不要になり、大幅な作業時間の短縮を実現し、品質向上や生産性向上に貢献します。測定室まで部品の移動がたいへん、ハンドツールでは測定の信頼性に欠ける、品質向上、時間削減を簡単に実践したい、そういうお悩みをお持ちの方必見です。ぜひご来場ください。
シナノケンシ株式会社
シナノケンシ株式会社のブースでは、当社のコアとなる映像とデータ波形の同期ソリューションを活用し、お客様の「可視化」と「高効率化」のお役立ち度を高める製品「プレクスロガー」をご案内させて頂いております。
プレクスロガーは「高速度カメラ+データロガー+モニター」という業界初・オンリーワンのコンセプトで、映像とデータ波形を一画面に表示、異常動作の要因を短時間で特定し、トライアル&エラーを高効率で回すことができます。また、カメラヘッドを切替えることにより、サーモグラフィカメラ+データロガーとしても利用することができます。見えなかった瞬間、温度分布の検証等あらゆる場面で使用可能な本製品を是非ご覧下さい。
提供:アイティメディア株式会社
アイティメディア株式会社/制作:アイティメディア株式会社/掲載内容有効期限:2012年3月6日
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